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活動報告


 平成29年度 第2回 研修会報告

日時: 平成30年3月24日午後6時〜
場所:大阪行岡医療大学 2階実習室
テーマ:急性期脳卒中リハビリテーションの実際
    
(研修会資料をダウンロードいただくことが可能です)
講師: 尾谷寛隆先生 (国立循環器病センター)
参加者:23名

今回は、成人中枢系の画像診断とリハビリをテーマに、17期生の尾谷寛隆先生をお招きし「急性期脳卒中リハビリテーションの実際」を講演して頂きました。画像から出血部位と大よその出血量を割り出して予後予測を行い、これらを元にしてリハビリ方針を立てていく手法の説明と、早期から介入することの意義や効果そしてリハビリの実際について、豊富なデータをもとに丁寧に解説して頂きました。質疑応答ではフロアから活発な質問が出て大変有意義な研修会となりました。


研修会感想        JCHO星ヶ丘医療センター 小澤 茉侑(44期生)

脳卒中の基礎解剖として画像の見方を、教科書レベルのものから実際の画像へ展開してくださり、大変分かりやすく、理解しやすい内容でした。また現状の介入として、患者様の動画を交えた内容であり、実際の自分の臨床とも照らし合わせやすかったです。長下肢装具やロボティクスな要素まで、最近の知見や実際の統計的なデータもあったため、自身も考えさせられることが多々ありました。
患者様へ還元できるよう、明日からの臨床も頑張ろうと思えました。尾谷先生、貴重なご講演ありがとうございました。


●行岡医療大学入学式に参加して(写真はフォトギャラリーに掲載)

大阪府立整肢学院 上野谷 東(6期)

この度、第一回大阪行岡医療大学入学式に出席する機会を得たのでその様子を報告します。今年度より我々の母校である行岡リハビリテーション専門学校が理学療法の単科大学として新たにスタートしました。桜が咲き誇る4月10日、系列の専門学校も含めた合同入学式が同大学ホールで行われましたが、会場は新入生と父兄でいっぱいになり立ち見が出るほどで、昨今の医療系の専門資格取得に対する人気がうかがえました。式典では学長の挨拶に続いて来賓として我が金尾顕郎OB会長も挨拶に立ち「様々な専門職種を目指す皆さんには、単に専門知識を習得するだけでなく、チームで患者さんを支えるという視野の広さを備えた医療人として歩んでください」と新入生にエールを送りました。入学式が無事終わり各学科に分かれて保護者を対象とした説明会が教室で行われましたが、理学療法学科では入学式と同様に保護者が多数参加したため席が足りず新たに椅子を追加することになりました。学科長の橋本雅至先生からは授業の進度が早いため1年生でも朝9時から夕方6時まで授業時間が組まれていることや、学外での実習時間が長く社会人としての自覚と自立した行動が求められることなど、学校の特色や学生の心構えをわかりやすく説明され、一般大学との違いを親にしっかり理解して頂きたいという思いが伝わってきました。続いて幸田利敬先生から、今後の授業の進め方についての説明がありましたが、先日実施した1期生の学力テストの結果が芳しくないため、今後補習授業でカバーしていくとのことでした。先生方の教育に対する熱い思いが感じられた説明会でした。玄関を出ると新入生が、友人や家族と賑やかに談笑しながら記念写真に収まる姿があちらこちらで見られました。新入生の皆さん、今日の感激を忘れずに4年後の卒業式を、また全員で迎えれるように励まし合い共に頑張ってください。


●卒業を控えた「学生たちと話す機会を与えられて」
 同窓会活動のお知らせと行岡リハビリテーション科の変遷

中島 正豪(7期)


かれこれ20年ぐらいになるが、先代の同窓会副会長から引き継いで卒業を真近に控えた学生さんたちに同窓会活動のPRを兼ねてお話しをさせていただく機会を与えられている。国家試験前の大切な時間を頂きありがとうございます。話の内容は同窓会の活動案内と参加呼びかけの後、PTにまつわる時々の情勢に応じた話を行っている。保険制度が大きく変わるときには保険点数に関する話をしたり、人口構成の変化とPTの関わり方の変化やPT増加時代を迎えてのPTのあり方、又ある時は私自身の脳梗塞経験や天六校舎や本庄校舎時代の昔話など、卒業前の学生にとっては、「なにしやべってんの?このおっさん」程度の内容だったかもしれないが、私自身多くの学生を前にして勉強させてもらった。最近の傾向として、養成校が全国に数多く出来たため、在校生のほとんどが関西圏の出身者で、かつては全国から学生が集まり、0Bが全国に散らばっているにもかかわらず、新たな卒業生はほとんど関西圏に残るので、地方の先輩方が行岡の後輩たちと接する機会がどんどん少なくなっているのではないだろうか。同窓会活動もおのずと大阪中心になりがちだが全国の先輩諸氏のお力も出していただけるような同窓会活動も必要かもしれない。大学化に伴い同窓会活動も今後ますます発展していく中でより多くの卒業生の参加を願っています。

行栄会

大阪府茨木市総持寺1-1-14

TEL 0726210881